総務省は25日までに、ICT(情報通信技術)を活用した先進的な取り組みを表彰する「地域情報化大賞2015」の特別賞に、県のえひめ結婚支援センターを運営する県法人会連合会(松山市)のビッグデータ活用事例を選んだと発表した。
 同連合会や四国総合通信局によると、同センターは登録者のプロフィルや行動履歴など約150万件のデータを蓄積したシステムを基に、お薦めの異性を紹介する機能を構築。最新データで好みのグループを割り出す手法で自発的な行動を促した結果、お見合いに至る引き合わせ率は従来の13%から29%に上昇したという。
 地域情報化大賞は全国から85件の応募があり、大賞や部門賞など12件を選出した。3月9日に東京で表彰する。